NHKがギャルゲー1本で特集番組をつくる時代

t-akata2010-03-09

この4月からNHK-BS2でスタートする「MAG・ネット」は、
Manga、Animation、Game、interNET
それら日本独自のサブカルチャーを取り上げる「ネオカルチャーバラエティ番組」。
そのお試し版が先日、8日月曜深夜に放映された。
(ちなみにこの日はレギュラーのTVアニメを3本録画している裏に「刀語第3話」「MJアニソンSP2完全版」とこの「MAGネットβ版」と特番が3本も重なり、私のHDD×2が久しぶりにフル稼働した日でもありました。)


β版の特集が「ラブプラス」ということもあって見たんだけど、その持ち上げぶりに驚かされました。
番組は、西又葵デザインによるキャラクター「蝶伝寺さすけ(小野大輔)」と「蝶伝寺ねね(後藤沙虬里)」が、掛け合いをしつつ進行してゆく形になっている。
キャラ名の由来は…「まぐねっと」だから「ちょうでんじ」なんだろうなきっと。
それにしても「うご野いちご」とか「立川たっち」とか、西又キャラのネーミングには何かブレが無いように感じます。


で、そうは言っても「MAGネット」というタイトルなんだから、「特集」と言ってみたところで、せいぜい「ラブプラス」6割くらいだろうとタカをくくっていたわけですが、これが予想をはるかに超えて9割方ラブプラス特集でございました。
45分中40分はラブプラスだった感じです(あくまで体感時間)。
内容はというと、「ゲーム紹介」、「開発者インタビュー」はもちろん、著名人による対談やプレイヤーへの密着取材なんてのもありました。
たかだかゲームソフト(しかもギャルゲー。CEROレーティングC)一本で番組を組むこと自体が凄いのに、その取り上げ方にこだわりを感じる。やはりスタッフも同じ「紳士」なのだろうか。対談のメンバー(増子直純杉作J太郎、鈴木兼介)が、図ったように3人とも凛子のカレシだったり、かと思えば体験プレイ密着取材の人はみんな寧々さんだったり。
あと、キャラを一人ひとりの紹介しているとき、ちゃんとそれぞれのキャラソンをBGMに流していたところが心憎い。
その他、凛子と一緒に通勤したりバレンタインデーにチョコを作ったりするカレシを紹介していたり、キャラデザの人にキャラを描いてもらいながらインタビューをしたり(!)、コナミ公式の「ラブプラスマップ」を開いて「関東は愛花が多い」とか分析を加えていたりと、ただならぬこだわりを感じました。
ラブプラス以外の話題については、割とニュースヘッドライン的に紹介されていました。
今回は「MAGネット」のうちの「G」だけが突出して取り上げられていたけれど、今後もワンテーマをクローズアップしてやっていくのか、まんべんなく配分していくのか、
その辺は気になるところです。
個人的には「A」に注力していただきたいところではありますが。


あと、1発目でいきなりラブプラス特集だったせいか、この前休刊になった「CONTINUE」と同じようなニオイがします(「打ち切られそう」という意味ではなく、オタクであっても「乗るか反るか」っていう感じ)。


とりあえず今回ぐらいの勢いでアニメの現場の方もよろしくお願いします。
あと、MJアニソンスペシャル完全版の地上波定例化もよろしくお願いします。
そしたら受信料払います。


それとは無関係にラブプラスプラスは買います。