9月までのアニメ 10月からのアニメ

ここんとこ暇さえあればけいおん!をリピート視聴していました。
かといって毎日「今日はけいおん!の○話を観て…」という日記なんて書かれても
誰も嬉しくないよね。
いきなりタイトルから脱線しますけど、けいおん!は素晴らしいアニメでした。
作品の出来もありますが、スタッフやキャストのコメンタリーを聴くと、
本当に作り手に愛されている作品だったんだなぁと
思ったり、思わず思ったり、思わずにはいられない
そんな毎日です。
12話のライブシーンの作画について憤慨したこともありましたが、
まぁ作品を愛すればこそってことで。
そんな、 ブルーレイ買っちゃうくらい入れ込んでいるけいおん!ですが、
不思議と原作を買う気にならない。
なんつーか。
誤解を招かないように慎重に言うと、
「自分にとっては面白く感じる作品ではなさそう。」
なのです。
まんがタイムきららのTVCMとか、
アニメでも使われたシーンの元ネタなのに、
なぜかあんまり面白そうじゃない。
スコア付きCDに載ってた描き下ろし漫画も、
ぶっちゃけ面白くなかったし。


これは京アニの力が絶大すぎるのか、
私が単にアニメ至上主義者だからなのか。


もし仮にこれを「かなめも」のスタッフでアニメ化したとしたら、
かなめも」に対して言っていたことと同じような感じで叩いていたんじゃないかと思う。
その上、豊崎愛生を今ほど評価していなかったと思う。


…何が言いたいかというと、
4コマ漫画のアニメ化というのは、大層難しい仕事なのだろうなぁと
改めて思ったということです。



さて、ここまで派手に脱線したんだから
いい加減タイトル変えてもいいんじゃないかと思うけど、
戻して続けます。


ここから9月終りのアニメの話。


今期は結構「豊作」なクールだったと思ってます。
戸松遥が幅を利かせていた感はありますが、
個人的に「毎週楽しみにしてます」というアニメが多かったです。


宙のまにまに
今期のイチオシはこれです!!


入学した高校では、1コ上の幼なじみで天文バカの女の子が
廃部寸前の天文部を立て直すべく奮闘していた!


はいもう甘酸っぱさ全開で言うこと無しですが、
天文についての描写が丁寧だったり、
解説してくれるキャラクターたちが魅力的だったりして、
部の内外の甘酸っぱいラブコメ展開を楽しんでいるうちに
天文初心者だった主人公も気がつけば星が好きになっている。
そして観てる側もすっかり星が好きになっている。

おかげ様ですっかり毎晩星空を眺めています。


非常に珍しいことですが、原作漫画も全巻買ってしまいました。


比べてみると、原作はとても面白く、
そのエッセンスを余すところなく、かつアニメらしくアレンジし、
それでいて原作のイメージを壊すこと無く仕上げている。
ベタ褒めにもほどがあると自分でも思いますが、
近年まれにみる理想的な形でのアニメ化だったと思います。


お気に入りは、主人公に片想いをする同級生・蒔田姫です。
決して戸松遥だからというばかりではありません。
原作での描かれ方からして良いのです。
「幼なじみ」とか「スキンシップ全開女」とかそういった不利な条件を前にしながらも、負けずに(ニブチンな)主人公との距離を縮めようとする一途な様子が観ていて愛らしいのです。
…なんか読み返すと気持ち悪いな。


なんというか、後半になると主人公のモテぶりがやや度を超えてくるんですが、
そこで描かれる「恋する女の子」が、
姫ちゃんに限らずとても魅力的に描かれていて、
正直大好きです。
みんな。


ストーリー上の制約からか、
その想いが主人公にのみ集中しているのは少し残念ですが、
2期があるならこのへんの甘酸っぱさを押し出して欲しいと願うばかりです。


キャストがやや豪華なのが足かせにならなければいいけど。



化物語
まだ2個目かよ!
…大丈夫、量はだんだん減ってくるから。


何と言っても最終回(?)のひたぎだろうと思います。


原作は読んだこと無いんですが、
この独特な文章、言い回し、会話劇こそが、この作品の肝というか、
作者の持ち味ということは、ファンならば誰しも推して譲らないところなんだろうと思います。


でも、最後の最後まで来てみて、私の心を打ったのは、
ひたぎの内面の吐露でした。
過去のトラウマから人間関係に対してコンプレックスを抱えてしまった少女が、ありのままの自分の想いを恋人に語るという、至極シンプルなものでした。


アニメに(限らずだけど)おいて
この種のカタルシスを覚えたのはどれくらいぶりだろうか。


それまでひたぎの回りにあった「西尾維新の文章」やら「シャフトの演出の妙」やらの装飾品がすべて取り払われ、本当のひたぎが見えたような…
まぁそれすらも西尾維新とシャフトの力なのだけれども。


おそらく、大半の視聴者が「もう一度ひたぎを好きになった」瞬間だと思います。
この女の「デレ」は何段階あるんだ…!!


この後の話はネット配信されるわけですが、
まぁ「これで終わりでもよくね?」と思ったりもしています。


堀江由衣ファンには悪いけど。



「GA 芸術科アートデザインクラス
非常に丁寧な作りであまり文句の言いどころの無い良作でした。
どこがどう良かったかというのはちょっと難しいのですが、
4コマ原作アニメが面白く仕上がっているという点ですでに貴重なんじゃないかと思ったりしています。
間の取り方など、声優さんの力量にだけ頼っているわけではない感じがして、
好感が持てました。


主人公を中心とした「女子だけパート」と男子も交えた「美術部パート」とで、うまいことネタの住み分けが成されていた点が良かったんじゃないかと思います。



あと素猫。



さよなら絶望先生
放映中に発売された単行本からのネタが結構多くて、
やや新鮮さに欠けた感があって残念でした。
とはいえ、ネタがネタなだけに、早めにやりきってしまいたい気持ちも
わからないでは無かったです。



あとは
CANAAN
大正野球娘。
あたりが面白かったです。
やっぱり、丁寧に作られたのが伝わってくる作品は、
それだけで観るのが楽しみになります。


かといって、「タユタマ」みたいな「頑張ったんだろうなぁ」という作品も
嫌いじゃないです。



それではここから、観れるだけ見た新番組について


けんぷファー
モビルスーツじゃないのかよ!と思ったらまんまセリフに入ってました。
別にそんなの嬉しくないっていうか、ガンダム関連ネタを安易に入れるのは
邪道というか、シーンの中でまったくもって生かされていなかったし、
そのキャラが発する意味の全く無いセリフだったので、
なんかもうがっかりでした。


いや、正直に言うと、OPからしてショボンでした。


本当はこの後の「にゃんこい!」もリアルタイムで観たかったけど、
このOPのヌルさに負けて寝てしまいました。


原作知らないけど、実際のキャスティングは原作のセリフに沿った形で
行われたのだろうか。
「昔のしずかちゃんみたいな声」とか
「この田村ゆかり声がー!!」とか
「なんだとこの堀江由衣声がー!!」とか
原作ファンは喜んだんだろうけど、
TVアニメでこんなもん見せられた日にはさぁ…。


こういうネタは絶望先生的な世界観とかだったら許されるのであって、
こういう世界観のアニメにはすこぶる向いていないと思うんだけどどうよ?


というか、第1話からしてすでにかなり作画がヌルくて、
何をやっていても面白く見えません。
擁護のしようが無いよどうしよう。


製作会社のNOMADは以前同じ枠で「夜桜四重奏」とかを作っていた会社だから、
そんなに不安は無かったのだけど
どうしてこうなったんだろう。


あれか?
どこぞの名探偵じゃないけど、声優のギャラのせいか?
とか邪推してしまう。


うーん。
正直なところ誰得?なアニメでございました。



にゃんこい!」
提供バックのヒロインの顔が素晴らしく可愛かったので、
もうそれだけで「行ける!」と確信した作品でした。
おそらくこの予想は間違っていないかと。


猫がいい感じに可愛く描かれております。



生徒会の一存
どうしよう。
スタッフとか結構豪華なのに。
あんまり面白くない。


ネタが滑ってる感があるのは誰のせいなんだろうか。


もっと思いっきりぶっ飛ばしていいんじゃないかと思うんだけど。


うーん。
BS日テレは画質が良かったです。
以上。



WHITE ALBUM
水樹奈々の新曲がテレビで聴けて良かったです。


なんというか、いよいよ泥沼が深くなってきたような。


怖いもの見たさで楽しみです。


モブ子かと思っていた桜団にもスポットが当たってきて、
かなり嫌な予感がしますが、
そのへんも含め、怖いもの見たさで楽しみです。


今期はアスラクラインもあるし、セブンアークスは大変だなぁ。



とある科学の超電磁砲
前作にあたる「禁書目録」同様、堅実な作りで良いのではないかと。


ここではあえて声優についてふれておきます。
新キャラ初春飾利の声がけいおん!唯の中の人、豊崎愛生なのです。
個人的には、この人の声質もさることながら、
けいおん!初恋限定。で見せたアドリブ演技が大好きなのです。
そして今回の音響監督は初恋限定。と同じ人。
ということは同じようにのびのび演技してくれること受け合いなわけです。
これは期待しないわけにはいかないじゃないですか。


あとは伊藤かな恵が珍しいキャラやってるとか。



とりあえず今のところはこんな感じで。
他はまた観たら、そして何か言いたいことが出てきたら
書きたいと思います。


まだ観てないけど期待している作品としては


1期が良かった「サンレッド
どうやって2期をやるのか「DTB
丹下桜がまたテレビで観られる日が来るとは…「あにゃまる探偵キルミンずぅ
何人かから勧められました「君に届け
馬鹿っぽそう「充電ちゃん」
番宣CMの作画が良かった「聖剣の刀鍛冶


こんなところか。


それでは、良いアニメライフを。