SDX 騎士ガンダム レビュー

バンダイが本気出したぞ!!「SDX騎士ガンダム」!!
2008年冬、バンダイホビー事業部が新たに打ち出した新シリーズ「SDX」。
今なお絶大な人気を誇るSDガンダムを最新の技術と解釈で立体化する本シリーズは、第1弾として生誕20周年を迎える「騎士ガンダム」をチョイス。
SDガンダムの決定版」を目指し、「可動」「ギミック」「オプション」「重量感」の4つに重点を置いて開発が進められた。
その身に宿す伝説の重さを、是非キミの手で感じてくれ!


パッケージ前面


パッケージ裏面


パッケージ展開

箱は重厚感にあふれる年末商戦仕様。
SDファンの期待を一身に受けてスタートするにふさわしいパッケージだぜ! 
何気に横井画伯描き下ろしのケンタウルスモードのイラストが入っていたり。



剣は盾に収納可能。盾はグリップを手に握らせることで保持。
腕に直接取り付ける式でないのが少し残念だが、取り回しのことを考えるとこっちの方が無難かな。
電磁スピアは、兜にマウントパーツを取り付けて保持。
バックパックに背負わせる形では無いので、マント状態でも装着できる。
マントは樹脂製のものを採用。
基部に稼働軸があり、表情をつけることもできる。
何より本商品ではマントのために説明書を切らなくていい。



鎧をはずして頭部パーツをかぶせてやれば、軽装モードも再現可能。
これ知ってるのBB戦士持ってるヤツぐらいじゃね?
武者頑駄無との差別化のため、騎士ガンダムの軽装モードは存在しなかった。
しかし、BB戦士の鎧着脱ギミックのため、玩具主導で軽装モードが作られた。
「メインとなるカードダスにイラストが一切出なかった」「玩具面を支えていた『元祖』シリーズには、鎧着脱ギミックがそもそも無かった」など、軽装モードの必要性が薄かったこともあり、その後の大半の騎士ガンダムキャラクターには、軽装モードが存在しない。
胴体や手足には、モチーフとなったガンダムMk-?の意匠が見て取れる。
後ろ姿は何となく隠密ガンダムぽいけど、たぶん関係ない。

表情は、目パーツの差し替えによって5種類再現。驚き顔や笑顔があるところがSDらしい。

兜は、それ単体でも立体映えする見事な出来。
これだけでも飾っておける。
ヘッドディスプレイの次は「兜コレクション」なんてどうですか? バンダイさん。

マントの代わりにバックパックを装着することも可能。ということは当然…。


玩具オリジナルギミック、「ケンタウルスモード」も再現!! 
やっぱ電磁スピアはこっちでしょう!! 
SDX版ケンタウルスはちゃんと馬っぽい脚になって、よりカッコよく仕上がってます!! 
BB戦士やら元祖やらガンダムクロスやら、とにかく搭載されまくっていたギミックだけど、原作にはカードも含め一切登場していない、「何のために存在していたのかよくわからない」形態です。
公式だったのかすら怪しいという…。
これでパーツがポロポロ落ちてくれなければ言うこと無いんだけど。

忘れてたけど兜のバイザーは下げられます。
個人的にはケンタウルスモードくらいしか映えるポーズが無いような気がします。
「突撃ぃぃぃ!!」的な。

「姫ぇぇ!!」

抜刀ポーズも決まる!!

剣は差し替えでロングバージョンにも。

ほしの竜一マンガでよく見たポーズ

脚パーツがポロポロなのもあいまって、スタンド必須のケンタウルス

BB戦士三国伝劉備ガンダムと。
現行の「2.5〜3頭身」の体形に準じていることがよくわかる。
さすがは「烈伝体形」の始祖である。
現在の主役ガンダムに比べると、使われている色も少なく、地味っすね。
最初はみんなこんなもんなんすね。

満を持して発売した「SDX騎士ガンダム」は、期待を裏切らないボリューム。
一部パーツが取れやすいとか目の印刷がちょっとずれてるとかそういう不満もありつつですが、
第2弾「フルアーマー騎士ガンダム」も期待しないわけにはいきません。
でも鎧台座は欲しかったなぁ。